私たちについて
私たち藤井水産は、明治35年の創業以来、北海道の根室の地にて愚直に天然鮭にこだわってまいりました。長年培った素材への目利きと代々引き継がれているノウハウを駆使して美味しい鮭をお届けするよう、日々努力しております。鮭匠ふじいの鮭を是非ともご賞味ください。
会社概要
藤井水産の鮭
時しらず鮭
春から初夏に日本で水揚げされるシロサケの別名で、秋に産卵のために川に遡上してくる秋鮭と同じ種類ですが、産卵期ではない若い鮭で、卵や白子が未成熟なため、餌で食べたプランクトンの栄養分が身にまわり、身にほどよく脂がのっております。漢字では「時不知」または「時鮭」と書き、時期を知らずに戻ってきた鮭という意味で名が付けられともいわれております。比較的あっさりとした味わいの秋鮭に比べると脂肪分が多く、身はやわらかなのが特徴。天然鮭ならではのクセのない上品な味わいの脂肪分が美味しさを引き立てます。
漁法は2通りあり、流し網漁と定置網漁があります。流し網漁は4月から6月頃まで、定置網漁は5月から8月上旬頃までとなります。どちらの漁法も獲れる時期や場所で味わいや脂ののりが異なってくるため、買付前の検品が大切となります。
食べ方は塩焼きの他、スモークサーモンがおすすめです。塩焼きの場合は少量の粗塩を皮と身に丹念に刷り込み低温で塩蔵熟成させます。この方法により余分な水分や生臭さを取り除き、素材の持つ美味しさを引き出します。時しらず鮭は焼きたてに大根おろしを添えて熱々をお召し上がりいただくのがおすすめです。
秋鮭
秋に産卵のために川へ戻ってくるシロサケの事で、時しらず鮭と比べ脂肪分は控えめですが、引き締まった身には蓄えられた旨味が凝縮されています。さっぱりとした味わいが特徴で、身の色は紅鮭と比較して薄く、淡いオレンジ色をしています。江戸時代には道東の別海、西別の地にて山漬けと呼ばれる塩蔵方法で塩漬けされた秋鮭が徳川将軍家に献上されていたという記録があり、現在も献上西別鮭として歴史を継承しております。素材の良さをしっかり理解して塩蔵することで日本古来より食されている北海道産の秋鮭をご堪能いただけます。塩加減は中塩味となっており、ご飯とお召し上がりいただくと丁度良い塩加減となっております。
紅鮭
身の色が最も赤い種類で、味がしっかりしていて旨味が強く、脂乗りはほどよくのっております。広大なカムチャッカの海を回遊して育ち主にカムチャッカ半島で漁獲されます。獲れる場所、時期で脂ののりや身質が全く異なるため何度も検品を行い、納得の出来るものを一括して仕入れます。これは素材の品質を安定させるためで、いつも同じ品質のものをお客様へお届けすることが目的です。塩蔵には時しらず鮭、秋鮭と同様粒の粗い塩を使います。時しらず鮭と比べると多めの塩を使います。逆さ塩と呼ぶ塩蔵方法で鱗の並びに逆らうように塩を丹念に刷り込みます。塩加減は中塩味となっております。焼きたてがおすすめですが、冷めてもおいしいのが紅鮭の特徴で、塩を使う事でおいしさが引き立つ鮭です。
根室産の紅鮭
漁獲量が非常に少なく、大変希少な紅鮭です。根室産の紅鮭は沖を回遊している若い鮭で、時しらず鮭と一緒に混獲されます。白子、卵巣が未成熟で身に程よく脂肪分が回っております。数量に限りがございますが、是非お試しください。
桜鱒
北海道の根室や道東周辺で5月から6月頃に獲れます。程よい脂ののりと素材特有の味わいが特徴です。塩味も美味ですが、西京身漬けや塩麴漬けがおすすめです。
鮭・鱒は塩漬けが基本ですが、当社では京都の老舗味噌蔵の味噌をふんだんに使った西京味噌漬けや北海道米由来の麹で作られた塩麴漬けもご用意しております。手間暇をかけて一切れずつ味噌や塩麹で漬け込むことで香り豊かな焼き鮭をご堪能いただけます。
近年では手間暇をかけて鮭を焼く機会も減ってきておりますが、藤井水産では自社工場にて遠赤直火で焼き上げた切身もご用意しております。焼きたての切身を真空パックでお届けしております。ぜひお試しください。
全国の百貨店に催事出展(北海道物産展)しております。
出展スケジュールはこちらからご確認ください。